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2008年5月

2008年5月30日 (金)

マンション内水漏れ事故と火災保険との関係

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老朽化したマンションで一番問題になるのが、なんと言っても水漏れ事故。例えば、天井からの水漏れであなたのパソコンが被害を被った場合、どのように対応すればいいのか?という問題。もし、あなたの加入している火災保険に水漏れ損害担保特約が付いているなら、それで損害をカバーしてくれる。

もしそれがなかったら、当たり前の事だけど、原因を作った相手に対して損害賠償を請求しなければならない。もし自分の上の階の洗濯等で水があふれ出し、それが原因で、あなたの階に水が漏れてきたような事故なら、当然上の階の人に損害をカバーしてもらう。もしその人が個人賠償責任保険に加入していればそれでカバーしてくれる。これは、ほとんど火災保険や傷害保険の特約として付いている。

ところが、あなたの住居の天井と、上の階の住居の床との間の部分の排水パイプ等からの水漏れが原因になると、ここは共有部分にになるので、マンション管理組合に損害をカバーしてもらう。

普通、マンション管理組合は共用部分にマンション火災保険をかけているが、その特約で賠償責任特約も付けているのがほとんどなので、その特約でカバーしてもらえる。

ここで、専有部分と共有部分との区分はというと、個々のマンション住民が所有している住居が専有部分。これに対して、排水パイプや通路、エレベーター、玄関、敷地・・・etc。が共有部分。

マンション住民がそれぞれ個々に専有部分に火災保険をかける時、建物目的の火災保険と、家財目的の火災保険がある。例えば、今回のパソコン本体の損害は、家財が目的の火災保険でしかカバーされない。ところが、その際、天井等の水漏れ損害は、建物が目的の火災保険でしかカバーされない。 

では、建物と家財の区分は?というと、引っ越しの時持って行ってしまうのが家財。残ったのが建物という事になる。たとえば応接間に豪華なシャンデリアがあったとして、それが、マンションを購入した時点ですでに付いていれば、建物になるし、購入後自分で備え付けたのなら家財という事になる。

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2008年5月28日 (水)

甦れ!日本農業4(和牛は世界の金持ちの憧れ

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なんと言っても人は何かを食べない事には生きていけない。当然のことながら一番最初に考えなければいけないのが食糧問題。地球温暖化等により気候が不安定になり農作物が不作になると、とたんに値段が跳ね上がる。そりゃそうだよね。生産国にしてみれば、自国民が一番大切だから、それを飢えさせてまで輸出できる訳がないよ。

昨日、またラジオで農政アナリストが「なるほどなぁ」って思える事を話していたのでお伝えしま~す。

かって国は農家を保護する為に、コメを高く買いざさえしていたんだって。ところがコメの生産量が消費量と比較して増えすぎてきたので、今度は減反を奨励したり生産制限をして、その分農家に対して援助金を支払っているそうだ。

これに対してアナリストは「たしかにこれからの時代人口も減っていくだろうし、高齢化も進むから、コメの国内需要は減るでしょう。しかし、コメの生産制限は解くべきです。目を世界に転じればコメの需要はこれからの時代いくらでもあります。」だって。さらに、生産制限を解く事によって、援助金を支払われなくて済むからコメの価格は下がり、中国から輸入しているコメより安くなります。」

そりゃそうだよね。日本の農産物の自給率は39パーセントしかないんだから、何かひとつくらい輸出できるものがあってものがあってもいいのかも。もっともこれからの時代、天候不順などによる農作物不作が十分考えられるので、蓄えの方がもっと大切なのかもしれない。

さらにこう言ってた。「農業規模の縮小なんて絶対にするべきではありません。農産物消費量の69パーセントも輸入に頼っている日本は、言い方は悪いかもしれませんが、世界から農産物を横取りしているのかもしれません。農産物の自給率を上げる事はある意味国際貢献にもなります。」だって。

話は飛ぶけど、和牛って海外で凄い人気なんだってね。たとえば中国なんかBSE問題で輸出は出来ないんだけど、密輸なんかで手に入れた和牛を、富豪層が高級レストランで楽しんでいるんだって。これはいくら禁止しても、あの味を憶えてしまったらどうしようもないらしい。早くBSE問題が解決するといいなぁ。これはなにも中国だけに限ったことではなく世界中に広まりつつあるが、面白いのが佐賀県が何と中近東に試験的に売ってみたら、これがかなりの人気らしい。

前にも話したけど、日本の農業技術って言うのは世界でも断トツなんだってね。何も和牛に限らず、賢~い日本人にしかできない、美味し~い高級農産物を世界に輸出できるようになったらいいと思わない? それこそ世界の人達から「どうすればこんなに美味しいものができるの?」って尊敬されるんじゃないかな?

都会で非正規社員として企業から奴隷のように扱われている若者よ。農村では若い人手が足りなくて困っている!!

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2008年5月26日 (月)

万引き(コンビニ編)

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埼玉県川越市で昨年9月、菓子パン一個を万引きした男性(51歳)を数回蹴って、殺してしまったコンビニ店経営者(38歳)の判決が出た。その内容は懲役3年執行猶予5年なんだって。この判決についてどう思う? 裁判長によると、万引きを発端とした偶発的な犯行。という事らしい。

人を殺しておいてこの程度の刑罰という事は、裏を返せば万引きってかなり重い犯罪、っていう事になるのかなぁ?

では、一体とどうすれば万引きになるのか?と言うと、営業時間内に客を装って来店し、店員の目を盗み品物を隠し持ち、会計を済ませずに店を出る。要するに両足が公道に着地した瞬間に、万引きが成立するんだって。

だから、武器等を持って、堂々と金品を要求する強盗とは違うんだ。 だから人によっては、「こっそり隠れて、罪の意識をもってするんだから万引きなんて可愛いもんさ。」って言う人がいるらしいけど、それは違う!と思う。

やられる側の立場に立って考えてみたら、そんな事は言ってられないと思うよ。もし俺がその立場だったとしたら、どう思うかって? 

これは2つのケースが考えられると思うんだ。一つは安い時間給でこき使われているパートタイマーと、もうひとつは自分が全身全霊それに打ち込んでいるオーナーのケース。

もし、俺がパートタイマーだったら、たとえ発見しても、ほかっておくと思うよ。下手にかかわって、ブスッとやられたり、その下手人から恨まれたりしたら、それこそ安い時間給と照らし合わせても、合わないもんね。

だから、万引き犯ともみ合いになるのはほとんどがオーナーらしいよ。そんなの当たり前だよね。それこそオーナー達は命をかけてやってるんだから。それなのにゲーム感覚で、それこそスリルを楽しむ感覚でやられちゃったら許せるわけないんだろうなぁ。

本人はそれこそ遊び感覚でそんなに悪気はなかったとしても、それが店側に見つかった場合、店側の出方によっては取り返しのつかない事になるみたい。

たとえば警察に突き出された場合、万引き犯が何度もやっていそうだったりすると、そこからいろいろと取り調べが行われるけど、初犯でマトモそうだとそれほどでもないようだ。

ところが、学校や勤め先に言われちゃうと、それこそ簡単に退学やクビって事になっちゃうらしい。そうなったら文字通りオシマイって事かな?

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2008年5月24日 (土)

万引き

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昨日、どういう訳か、量販店の店長をしてるって人と話してた。その量販店の名前をいえば、誰でも知っている有名なお店。俺、興味惹かれて、いろんな事聞いちゃった。その中で、今日みなさんにお話するのは万引きのお話で~す。

そりゃ薄利多売でやってる店だから、そこそこ売り上げ上げても、ちょこん、ちょこんって万引きされちゃったら、かなり痛いらしいよ。

で、「じゃぁ、どこの警備会社と提携してるの?」って聞いたら、ちゃんと自分のところのグループに、そういう会社があるんだって。さすがだねぇ。

この人のお店は、大きな家電量販店の隣にあるので、昼間はそこからお客さんが流れて来て大半は家族づれなんだって。そういう人達は、まず万引きなんてしないそうだ。

問題は深夜。金髪のお兄さんやお姉さん、それに外国人なんかもヤバイらしい。特に外国人なんか捕まえると急に日本語がぜ~んぜん話せなくなっちゃうんだって。それに彼らの持っている常識と、ふつうの日本人の持っている常識とはかなり違うらしいよ。

それから、ああいう量販店ってカメラが設置してあるのをよく見かけるよね。あれも2種類あって、一つは、「ちゃんとカメラが見てますからね。変なこと考えちゃダメよ!」っていう意味で、威嚇効果を狙って目立つように設置されてるのと、もう一つは、敵?が犯行におよんだ時に、ちゃ~んと

全てを記録する為に、誰にも分らないように設置されてるカメラがあるんだって。

そこで警備員というのが、客と全く見分けのつかないような服装で、完全に客の中に溶け込んでいるんだって。彼らからすれば、やりそうな人って大体わかるらしい。そして「やるっ!」って事になると、その警備員から、モニター室の係員に連絡が入り、隠されたカメラによって全てがキチンと記録されるらしい。

こんなのちょっとエゲツナイような気もするけど、万引き仲間の間で「あそこの店は甘い!」っていう噂が立つと、徹底的にやられちゃうそうだ。

これからの時代って、こんな変な事ばかり起きるから、セキュリティービジネスってますます忙しくなるんじゃない?

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2008年5月22日 (木)

地頭(ジアタマ)力

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またまた面白そうな話をラジオできいちゃった。それは、今のあまりにもの学歴偏重社会・偏差値信仰に対して、「そんなの、もうそろそろ古いんじゃないのか?」っていう事を、企業が本格的に気づき始めたっていうお話。

と言うのは、企業が採用に際し、レッテル(学歴)よりも、本当にアタマのいい人を求めようとする動きが、遅ればせながらも日本でも出だしたんだって。じゃぁ、その企業のいう本当にアタマのいい人ってのはどういう人か?っていうと、それが地頭力のある人なんだ。 どういう人なのか?というと、知識ではなく、実践に役立つ思考力を持った人らしい。それも、コンピューターではなく、人間だけにしかできない範疇を考えられる人なんだってさ。

今までの世の中は、高学歴で知識が豊富な人が、アタマがいい!と言われてきた。でも、これからの世の中は、それぞれの局面を、自分なりの思考力で、いかに乗り越えられるか?が、求められるみたい。

そう言えば、この番組のキャスターが面白い事、言ってたよ。「キミは知識はそれほどでもないけど、思考力はまあまあだね!って言われたら、悪い気分はしないけど、キミは知識はまあまあだけど、思考力はダメだね!って言われちゃったら落ち込むだろうなぁ。」だってさ。

そうだよね、クイズ王って言われる人がいるけど、あの知識を生せるんだったら凄いと思うけど、そのままだったら、別にどうってことないよね。

それでは、入社試験でどんな形で問題が出されるのか?って言うと、東京ドームの体積は?とか日本にはポストがなんぼんありますか?とか、日本には蛍光灯が何本ありますか?新幹線が東京から福岡に着くまでコーヒーが何杯売れますか?というような突拍子もない問題が、面接中にいきなり出されるらしい。

もちろん、企業の求めている答は、実際の数値ではなく、もちろんトンチでもない。

それは自分なりに筋道を立てて解決していく経過をみるんだって。

例えば、新幹線の問題に関してはこんなものらしい。

(回答例)新幹線というと、15両編成だな。で、一両当たりの平均乗車人員は80人位で、乗車率が80パーセント位として64人。64人×15両=966人 その中で飲み物を飲む人が30パーセントとして、その中でコーヒーを飲む人が30パーセントくらい、大まかに言って10パーセント

という事は、966人×10パーセント=97人という事になるみたい。

企業側としては、回答者が回答していく中で、「これはいける!」って言うようなユニークな発想を織り交ぜてくれるのを期待しているのかな?こういうのって、学校では教えてくれないよね。

今思い出したんだけど、前、秀才バカボンっていう話をしたんだ。それは、バラエティー番組の話で、ひとりのかぐや姫を、2つのチームで争奪戦を繰り広げた。それで、ひとつがいわゆる秀才大学チームで、もうひとつがいわゆる違うタイプの大学チーム。

面白かったのは、悪知恵が発達してすばしっこい悪ガキチームが、秀才チームを玩んでいた事だったなぁ。

企業が社員に求める事と言ったら、ぶっちゃけた話、儲けてくれればいいんでしょ。だったらなにも高い偏差値を持った秀才型頭脳よりも、臨機応変、すばしっこい悪知恵タイプの方がいいんじゃないのかなぁ?

地頭的な能力って、楽しんだり、遊んだりしながら、学んでいくらしい。机の上では学べないんだって。でも、なかには秀才のくせにちゃんと遊んでいて、こういう能力を持ってる人もいるみたい。こういう人には勝てないんだろうなぁ。

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2008年5月20日 (火)

愛嬌力

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こんな人がよくいるよね。「俺は愛嬌がないから、実力で勝負だ!」って、突っ張ってる人。こういう人ってどう思う?

そりゃ、田村正和さん演じる時代劇に、「眠り狂四朗」っていう、とても強~くて、ニヒルで恰好いいお侍さんがいるけど、こんなの現実の世界にいるわけないじゃん!

世の中上手く渡ろうと思えば、いかに人に好かれるか?って事ですよ。自分一人で出来る事なんて知れてるもんね。そりゃ、誰だって、憎らしいヤツよりも、可愛げのある人を応援してやりたくなるのは当然だよね。

じゃぁ、どんな人が可愛げのある人なのか?というと、まず笑顔。それも心の底から来る笑顔。例えば客商売している人なんか、「あなたのお蔭で、食べさせてもらってるんです。うれしいですねぇ。」ってところかな。  でも、こういうのってお互いさまの事だよね。今はほとんどの人がサービス産業に従事しているんだからさ。でも、マニュアル通りの見え見えの作り笑顔ってイヤだね。

それから愛嬌のある人って、周りを癒しの雰囲気で包んじゃう。時には、ドジっても何となく憎めないんだよ。それから俺にはよくわからないんだけど、人を上手くほめる事も愛嬌力になるんだってさ。これって、相手に関心を持つって事じゃないのか?

こういう話があるんだ。それはあるセールスの先生の話だけど、顧客へ出すメールの質でそのセールスマンの売上が大体読めるんだって。通り一辺倒なメールを出しているようでは、ダメ! こんなのがいいんだって。たとえば、そこの子供が、かっけっこで一等なんかになった事とか、そこで飼ってるワンちゃんのことなんかを添えると、お客さんはイチコロなんだってさ。

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2008年5月18日 (日)

エッー 高層マンションに住む母親の子がずんぐりむっくりって!

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俺ってどっちかっていうとずんぐりむっくりだけど、「すらっとした人ってうらやましいなぁ。」って思うし、実際、かっこういいよね。そう言えば誰かがこんな事、言ってた。「服が似合うって事は、顔が小さい事。」って。

こんなの誰が考えたって遺伝だからしょうがない。って思うよね。でも、とても信じられないような話を聞いちゃったんだ。それはラジオで。しかも、医者が言ってた。

それによるとこうなんだ。高層マンションなんかに住んでいると、外出するのが自然に億劫になる。となると、どうしても歩いたり体を動かす事が滞りがちになる。そうなると、おなかの中の赤ちゃんが育ち過ぎる、というんだ。

赤ん坊が生まれた時によく、「赤ちゃん何グラムだったんですか?」って聞いて、それが重いと、「ああ、それは良かったですね。元気な大きな赤ちゃんで!」っていう会話がよく交わされるけど、あれはこのお医者さんによると、逆みたい。重いって事は、骨格が育ち過ぎているという事。理想は、小さく産んで、大きく育てる事なんだって。

で、このお医者さんの統計によると、13階以上のマンションに住んでいる人の産んだ赤ちゃんは、たしかに体重が重いんだって。これって本当かなぁ? たまたま取った統計がそうなってただけじゃない?

「当たり前の話だけど、13階以上に住んでる人でも、買い物はしなければならんだしさ。」って誰でも思うよね。

でも、ちょっと想像みてよ。高層マンションから景色を見たら、どんな気分になるのかなぁ?排気ガスや騒音なんかもかなり違ってくるだろうしさ。それこそ、天上人にでもなったような気分だったりして。となると余程の決心がつかないと、下界?には降りて来られないのかも? 高層マンションに住む、リッチな妊婦のみなさん、くれぐれもご用心!

それにしても人って大変なんだね。生まれてくる前から、あまり楽すると、ろくな事にならないんだ。

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2008年5月16日 (金)

熊の住める自然豊かな森を!(3)

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またまた熊の話ですみません。今回で熊の話は終わりにしま~す。前回は、かっての悪ガキだった中学生の子供たちが、どんないきさつで「いかに熊を守るか?」という目的に向かって進んでいったのか?という話だった。

今回は、じゃぁ、どんな風に目的に向かって進んで行ったのか?という話。

熊を守るために猛勉強を始めた子供たちと先生は、その資料をもとに、いろんなところに電話をかけたり、手紙を書いたり、実際に訪問を繰り返したそうだ。でも、ほとんどの所で全く相手にされない。大まかな内容は? というと、次の通りらしい。「熊と人間とどっちが大事や!」それから、「こんなしょうもない事言ってきたのん、あんたらだけや!」

やる事、なす事、空振りの連続。こんな事もあったそうだ。 先生と子供たちは、新幹線に乗って、環境庁にまで押しかけたんだって。すると、2人の職員が彼らに会ってくれて、30分もじーっと話を聞いてくれた。こんな事、今までにはなかったらしいよ。だから先生は内心、「さすが環境庁は違う!ここがなんとかしてくれる!」って思ったそうだ。 で、その返事が、「たしかに皆さんの言うとおりです。でも、この事に対して動いてくれるところは、日本中どこをを探してもありません。皆さん、頑張ってください。」だってさ。  ガックリ来た先生は思ったそうだ。「そりゃそうや。この人達、本当に正直者や・・・・・。」それからある子がこう言ったんだって。「大人達は子供達の事なんか考えてへん。だから、資源は使い切ろうとするし、自然も残そうとせんのや。」

でもこんな事でへこたれはしなかったみたい。当時、東大の林学課名誉教授のドロカメさんこと、高橋信清先生に手紙を出したら、こんな返事が返ってきたそうだ。

「あなた達の言うとおり!日本の森は熊がいないと森にならない!私も、あなた達と一緒にやりたいのはやまやまだけれど、何せ高齢で身体が思うように動かない。私は以前、昭和天皇に授業をした事があるが、その時昭和天皇から、「日本の奥山に、こんなにスギやヒノキばかり植えてしまっていいのか?」という質問を受けた事がある。何かの時に、この話を使って。」という、内容だった。ドロカメさんからは亡くなるまでの間、毎年、励ましの手紙が届いたんだって。

そうこうしているうちに、次から次へ駆除されて、もうほとんど残りがいなくなってしまった熊を救うために、最後の手段で、カイハラ兵庫県知事に直訴したんだって。そうしたらこの知事が、今まであった人の中では一番生態学に関心があった。それで、子供たちの話をじっくり聞いてくれた知事は、「よく勉強してるね。」と言ってほめてくれて、「何とかそういうように動きたいけど、農業被害も出ている事だし、なかなか難しい問題だなぁ・・。」と、困った表情を浮かべていたそうだ。

これ以降も知事にはいろいろとお世話になり、現在、(日本熊森教会)が存続しているのは知事のお蔭なんだって。

そうこうしているうちに、兵庫県で植樹祭が開かれることになったのだが、それは今ままではえていた自然の木を切って、スギの木を植えるお祭り。それで、彼らは思い切って知事に手紙を書いたそうだ。「スギの木が自然の森を破壊しています。どうか、森の自然を守るために、植樹祭では広葉樹を植えてください。」という内容。すると3日後の新聞には、「兵庫県植樹祭計画白紙撤回。針葉樹植樹取りやめ、26種の広葉樹に」というのが載っていたそうだ。

この新聞にすごく感動した子供たちは、「僕らも植樹祭に出たい!」と言いだして、また知事に手紙を書いたら、知事から招待券が5枚送られてきた。しかも、この植樹祭には天皇、皇后両陛下も出られるそうだ。

そこで、生徒がまたまた凄い事を言い出した。先生に、「このチャンス逃したらアカンな。」で、先生が「どういう事?」って聞いた。すると、「決まってるやんか。」それは天皇陛下に手紙を書く!という事だったんだって。先生は、「もうあの頃は完全に子供たちに引っ張られてました。」って言ってた。

その手紙の中に、前出のドロカメさんからもらった言葉「昭和天皇がスギやヒノキばかり植えてていいのか?」を入れて、自分たちの願いを書いたんだ。強い願いというのは通じるものなのか?何と天皇陛下がこの手紙を読んでくれたんだって。

すると、兵庫県に野生月の輪熊狩猟禁止令というのが出た。でも、害獣駆除というのからすると無意味ではあるが、とにかく国がここまで動いてくれた事は大きな前進という事になる。

先生は言ってた。「そりゃ、あんな大きいのが人里に出てきて、フラフラしてたら駆除されても仕方ない事かもしれません。でも、熊達にしてみれば、完全に森は荒らされて、住む場所がないのです。自然豊な森を返すのは大人のつとめです。」だって。

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2008年5月14日 (水)

熊の住める自然豊かな森を!(2)

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前回、(1)で、自然豊かな森(雑木林)が、国策で針葉樹を植えけつること等によって破壊されていって、そこに住む動物たちが生活する場所を追われてどうしようもなくなって、人里に下りてくる。それで畑などを荒らしたり、人に害を加えるので、害獣に指定され駆除されていく。彼らをいかに救うか?という問題に、ある、学校のおばさん先生と中学生達が立ち上がったというはなしをした。

そもそも中学生達がその気になったのが、その中の一人が、月の輪熊が絶滅の危機にあるという、新聞を持ってきたことによるそうだ。それをこの先生も読ませてもらって、「理科教師のくせに、こんな事を全然知らなかった自分がとても恥ずかしくなりショックを感じました。だからこの新聞を、自分の発行している(理科だより)にのせたら、これがクラスから学校中に広がっていってしまいました。」

子供たちの声はこんな風だったみたい。「こんなぁ、動物たちには何の責任もないのに、死んでっちゃうの可哀そうやんか。何とか助けてやれんもんやろか?」という事。

で、どうして熊をまずターゲットにしたのか?というと、日本の野生動物の中で、熊が一番大きく、一番食べ物をたくさん必要とするので、最初に滅びていくのが熊、という事になるからだそうだ。熊ってのは、豊な森の象徴らしいね。

それで、まず実際に見に行った熊があまりにも魅力的な動物であったために、子供たちのこの思いに、火がついてしまったみたい。