« 瞑想とこころの健康 | トップページ | 甦れ!日本農業3(あい鴨革命) »

2008年4月24日 (木)

ものづくり日本のルーツ(からくり人形)

にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ

日本人が何気なく使っている日本の伝統の品物は、世界の目から見るとクールで恰好く、ユニークさであふれているそうだ。そうだね、これからの季節、ユカタに下駄、それから風鈴なんてのはどう?

それから、ちょっと凝ってるけど、面白いのがからくり人形で、その物づくり精神は、今の日本のものづくりにも生かされているそうだよ。

このからくり人形といえば、まず第一人者が、からくり儀衛門こと田中久重さん。

彼は、幕末から明治の初めにかけて活躍した人で、なんと、東芝の基を創ったんだって。 これは興味深いことだねぇ。

今回もラジオで聞いた話になるけど、からくり人形というと、お茶を持ってきたり、弓を当てたりするのを見た事ない? これは精巧なロボットの元祖のようなものだけど、その中でも一番の傑作は字を書く人形らしいよ。

この人形は、寿という文字を書くらしい。からくり人形の唯一の動力源は、クジラのヒゲで作られたゼンマイということになるけど、その動力が全体の動作のために振り分けられるんだって。ここでとっても面白い事なんだけど、文字を書くため動力は、30パーセント足らずだそうだ。残りのほとんどは、首をかしげる動作に費やされてるんだって。このお人形さんが、寿という文字を書いて、最後の点を打つ前に、「これでいいかなぁ?」ってところで、小首をかしげる。そして最後の点を打ち終わって、「よしよし、これでいい!」ってところで、大きくうなずく。

ラジオによると、この何気ない動作に、これだけ気配りをしているセンスが、とてもユニークで面白いって、言っていた。本当にそう思うよ。

それから、これまた面白い事なんだけど、弓を的に当てる人形さん。これ3回、弓を放つんだけど、2回連続して命中するのに、3回目は見事に外れるんだって。これは、なにもそんなにハイメカニズムではなくって、3本目の矢の重みのバランスを外してるだけ。

これどう思う? からくり儀衛門さんにしてみれば、当てる事なんて簡単なんだけど、

敢えて外して、「ウケを狙ったんじゃないか?」という事なんだ。そりゃそうだよね。俺、思うんだけどさ、江戸の芝居小屋の余興なんかで、このお人形さんが出てきて、それこそ恰好よく2回連続で的に当てちゃって、場内がシーンとしたところで、3回目。見事に外したら、そりゃ受けるぜ!観客が腹を抱えて笑いながら、ズッコケてる様子が浮かんで来ない?

俺、これとそっくりな体験をした事があるんだ。よく高山に遊びに行くことがあるけど、そこでの出来事。

高山名所の江戸風の街並みの一角に、からくり人形劇場?なんてのがあってさ。これはいたってシンプルで、人形さんが空中ブランコみたいなので、向こう側に、ヒョイっと飛び移るだけの事。当時、とっても若かった俺としては、からくり人形なんかに興味もなかったし、「そんなの飛び移ったとしても、別にどうって事ないじゃん。」くらいにしか思ってなかったんだ。

ところがどういう訳か?一回目は失敗したんだ。「えっ!こんな事ってあるのか?」って思ったね。それで2回目という事になるが、どういう訳か?まともや失敗。こうなっちゃうと、「どうしたんだ。しっかりしろ!」って真剣に応援しだすんだよ。その時は、「たかが人形!」なんて思わなかったもんね。それで3回目。これでやっと成功したんだ。その時は、とってもホっとしたけど、観客の拍手たるや凄いものだったよ。

でも、これ、今考えてみたら、弓矢の人形さんと同じ理屈だったのかな? ハメられたんだよきっと。それにしても、江戸時代の人って、なかなかやるもんだねぇ。

|

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/466488/20526444

この記事へのトラックバック一覧です: ものづくり日本のルーツ(からくり人形):

コメント

コメントを書く