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2008年1月

2008年1月30日 (水)

かつての日産VSトヨタ

もう20年以上も昔の事で、とっくに時効になってるから言っちゃうけど、俺、日産で、ブルーバードっていうクルマを売っていたんだ。 

これもかなり古~い話だけど、910ブルーバードって、憶えてる? 当時としてはビックリするようなシャープな直線ラインを基調にしていて、当時の超アイドル沢田研二さんなんかをコマーシャルなんかに起用して、「よぉ!スーパースター」なんて、トロイ事、言ってたもんね。

でも、これが本当によく売れてねぇ。その頃のクルマはなんたって、恰好とイメージだけの世界だったんだろうなぁ。

「SSSターボでそんなに飛ばしちゃ、危ないからダメよ!」な~て事言っちゃったら、当時の若い男の子が、ぽ~っとしてたよ。

他車との競合というと、やっぱりスカイラインが多かったねぇ。なんたって、GTRのイメージが、まだ残っていたからね。

ブルーバードは4気筒で、スカイラインは6気筒でしょ。だから、あっちの方が、その分高いんだけど、あの6気筒のロングノーズの魅力には勝てなかったのかねぇ。商談でいいところまで行って、よく、持ってかれちゃったんだ。その時はよく、「スカイラインのくそったれ!」って、悔しがっていたけど、今になって思うと、それはそれでよかったんだよ。スカイラインが日産のイメージを創って、その勢いで、ブルーバードも売れた、って事だったんだろうなぁ。

そうこうしているうちに、マークⅡがいいのを出してきてね。それに姉妹車のクレスタ。これがじわじわ売れだして、それにつれて、スカイラインも、ブルーバードもじわじわ売れなくなってきたんだ。

そこで、決め手になったのが、カリーナEDっていうクルマ。これがまた恰好よくって、910ブルーバードがデビューした時と似てたんだ。

それに、さらに追い打ちをかけたのが、新しいブルーバードが、ぽっちゃりとした丸みをおびた、シロブタみたいなクルマでねぇ。俺たちは本当にガックリ来たねぇ。そこで、所長がセールスマンを集めて、こんな事を言ったんだ。「アバタも惚れれば、エクボです。」だってさ。 ますますやる気がなくなってきたよ。

この頃から、日産は、坂道からゴロゴロ下りだし、トヨタは日の出のごとく勢いで益々伸び始めたんだ。

どうしようもないほど、日産が落ちてきて、考えたのが、値段の事。とにかく、30万値引きも、珍しくなかったみたい。一方トヨタの方は、ほとんどまけてくれない。これで、ますますいいイメージがトヨタの方に行っちゃった。そうなると中古車市場での値段が上がるから、今度、下取りに出す時に、いい値段で持って行ってくれるから、結局、まけてくれないトヨタ車を買った方が得!という事になっちゃって、益々、日産は落ち込んで行っちゃったわけ。

じゃ~ん! そこで登場したのが、ゴーンさんなのです。あの人って、本当にアタマいいね。 今だったら誰にでもわかるかもしれないけど、販売台数でトヨタに追いつこうとしても、無理に決まってるじゃんね。

そこで考え出したのがユニークなクルマ!これがまた、まけてくれない。そりゃそうだよ。だって、そんなにたくさん作らないんだから。 「ウチのクルマを、気に入った人だけに、乗ってもらえればいいですから。」って、ところかね。

でも、こうされちゃうとかえって欲しくなるのが人情ってものかな? そう言えばこんな声が聞こえてきそうだね。「クルマを知らない人は、トヨタに乗れば。知ってる俺は、日産さ。」

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2008年1月28日 (月)

テレフォン人生相談(健康器具悪徳商法編)

久々登場、テレフォン人生相談で~す!

今回は、人のいいおじいちゃんが、見事にだまされちゃって、それに、いかに対処するか? のおはなし。

パーソナリティーは心理学者の加藤貞三さん。

相談受付人は弁護士の中川潤さん

おじいちゃん

       健康器具を買ったんですが、ローンを2年程、月々支払っています。 これは、このままキチンと払い続けなければいけないものか? どうか? を、お聞きしたいのですが。

パーソナリティー

       健康器具ねぇ・・・・。はは~ん、それ、どんな物なんですか?

おじいちゃん

       はい、時計のバンドみたいに、腕に巻くもんです。そうしていると、血液がサラサラになる!っていうから買ったんです。

パーソナリティー

       そんなので、血液がサラサラになる訳がないよね。それで、いくらしたの?

おじいちゃん

       はい、40万円くらいで、今、月々12000円づつ口座から、引き落とされています。

パーソナリティー

       へ~。高いな~! それ、効果なんかないんでしょ?

おじいちゃん

       はい、全然ありません。 はっきり言って悔しいです。でも、だまされる方が悪いんでしょうねぇ。

       でも、私も体調が悪くて、「血液がきれいにさえなれば、どんな病気だって、身体からいなくなっちゃいますよ!」って、言われたもんだから・・・・・。

       「馬鹿げた言い分け。」と、思いますけどね。

パーソナリティー

       いや、人間って、体調が悪い時や、さみしい時なんかに、優しそうに、旨い事言って近づいてこられると、コロっといっちゃうものなんだよ。

       こういうのって、許せないねぇ。 こんな言い方は良くないと思うんだけど、カーっときて、思わず問題を起こしちゃうんだったら、まだ分らない事はないけど、弱い立場の人をだまして、陥れるというのは、人として絶対に許せないんだよね!

       あなたみたいに、いい人で、不幸な立場にある人が、こういう輩の犠牲になるんだよ。

       今日は、弁護士の中川潤先生がいらっしゃいますから、相談してみてください。

相談受付人

       それって、どうやって買ったんですか?

自宅に訪問して来た人から、買ったんですか?

おじいちゃん

       いえ、チラシに前から欲しかったものが、倒産品という事で、とても安く手に入りそうな事が書いてあったので、その会場に行ってみたら、この腕バンドを勧められたんです。

相談受付人

       そーかぁ・・・・。訪問販売ではないんだ。(訪問販売だと、いろいろと打つ手がありそうな雰囲気)

       でもね、こういう事なんだよね。子供の頃、お祭りなんかに行ってさ。夜店で、ひよ子なんか売ってて、「これ、ぜ~ぶメスだよ!」なんて言われて、買わされちゃった様な事ってあるよね。それとおんなじようなもんです。早いはなしが詐欺って事。

       でも、さっき、月々口座から引き落とされてるって、聞いたけど、これ、クレジット会社を通してるんですか?

おじいちゃん

       はい、クレジット会社からの書類を頂いて、ハンをつきました。

相談受付人

       そ~かぁ・・・。 もし、その商品を売った会社に、直接支払っているとしたら、それは詐欺という事で、今後の支払いをストップさせる事も出来るかもしれないけど、クレジット会社があいだに入っているんですか。

       そうなるとねぇ。例えばこういう事なんですよ。ある品物を銀行から借りて買って、その品物が良くなかったからと言って、銀行に支払を拒否する事は出来ないですよね。

       そういう考え方から行くと、クレジット会社に対して、引き落としを拒否する事は出来ないでしょう。品物を提供する会社と、お金を立て替える会社とは、全く別!という事になます。

       う~ん。でも、新しい考え方からすると、

おかしな品物を売っておいて、自分からクレジット会社を紹介しておきながら、ワシャ知らん!ってのは、おかしいんじゃないか?って言う、考え方が出てきたんですよ。

       クレジット会社の方も、おかしな品物って事が分かっていながら、引き受けるのは、けしからん!って、事です。

       こうやってクレジット会社の方にも責任を追及するのを、ちょっと難しい言葉になりますが、「抗弁権の継承」と、言います。

       とにかく、契約書とか、どういう経緯かをメモなんかにして、消費者問題を専門にしている弁護士と相談してください。

       地元の弁護士協会に行くと教えてくれますよ。

野良犬

そりゃ、なんたって弁護士ですよ。素人がやったって、絶対に勝てる分けがないんだから。でも、良心的な弁護士なんているのかな? まだ若い弁護士で、正義感に燃えてるような人に出会えたらいいね。

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2008年1月26日 (土)

二世議員

この前、ある人が、こう言ってた。「総理大臣になるのも、その、候補になるのも、み~な2世議員だよね。あれ、絶対におかしいと思わない?」

本当にそう思うよ。例えば、プロ野球の選手の2代目ってあまり聞かないよね。

せいぜい、一茂君や、野村さん愛息、カツノリくらいなもんかな? 二人ともあんまりパッとしなかったよ。いくら、親が頑張っても! でも、これが実力の世界だから仕様がないよね。 親からもらったDNAなんて、そんなに、あてになるもんじゃない!って、事かな?

それから、医者とか、弁護士とか、なんかが、親から相続出来るものとしたら、一体、どうなっちゃうんだろう? それこそ、怖~いよね。 

プロ野球の世界も、今言った世界も、親からもらった、優れた才能と、自分が努力して、さらに、幸運まで重なって、高~いハードルを越えて、獲得するもんだよね。 そんなの、当たり前の事だよね。

でも、政治家の世界って、どうなのかな?そりゃ、たしかに、選挙という、もの凄く高いハードルを越す為に、草の根運動なんかして、よじ登ってきたり、芸能界なんかにいて、そこで名前を売って、よじ登ってくる人もいるけど、最頂点にある、総理大臣の候補と、実際になる人が、すべて、2世議員というのは、絶対におかしいと思わない?

2世議員というのは、世襲制で、親の票田に、ひょい、とまわされて、お父さんが、「これがわしの息子じゃ。よろしく頼むよ!」、なんて感じで、選挙という、とても高~いハードルを楽々越えて、政治家になっちゃって、その世界でもトップの世界へ行ってしまう、ラッキーな人の事を言うのかな?

こんなの、まるで、徳川時代のお殿様と、変わらないじゃんね。

たしかに、お殿様でも、他の政治家と比べて、抜群の能力を持っているんだったら、それはそれで、いんだけどさ。どうも、そうでもないみたい。

俺、今、すっごく、関心のあるのが、韓国の次期大統領。 あの人、すっごく苦労してるんだってさ。貧乏な家に生まれて、いろんなことをしながら、自ら、学費を稼いだらしいよ。 それこそ、いろんなアルバイトをしたけど、女子大の前で、焼き芋みたいなのを、売った事もあるらしい。「いろんなアルバイトをしたけど、あれだけは、恥ずかしかったなぁ」って、今、言ってるらしいよ。

そうやって、大統領まで這いあがってきたんだねぇ。正に、日本のお殿様とは正反対だよ。 この前、誰かが言ってたなぁ。「あの人が大統領になったら、韓国、これから凄くなるんじゃない?」って。

この結果、絶対、注目!! もし、これが、吉と出たら、もう誰も、馬鹿殿候補なんかに、投票しなくなるんじゃない?

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2008年1月24日 (木)

なにが、愛ちゃんだ!

卓球の福原愛選手が、北京五輪の準備が忙し過ぎて、現在在籍中の、早大スポーツ科学部の進級が、ほぼ絶望的になっているらしい。

そりゃ、そうだよね。天下の名門早稲田が、「卓球さえ、キチンとした成績を上げていれば、ちゃんと進級も、卒業もさせてあげますからね。」なんて、甘いこと言う訳ないよね! そりゃ、彼女の属している、スポーツ科学部っていうのが、どんな事考えているのか?は、知らないけどさ。

俺、あの福原って、前から気に入らないんだよね。 よくあの人、「ヤー!」とか、なんとか言って、ガッツポーズをとるけど、あれが気に入らないんだよ。

大リーグなんかでは、ホームラを打ったバッターが、ベースを回る時に、余程の事がないと、ガッツポーズはしないそうだよ。そんな事したら、ピッチャーによっては、次の打席で、ぶつけてくるようなのが、いっぱい、いるんだって。

こういうガッツポーズは、ピッチャーを見下す行為なんだってさ。 本当にそう思う。どんなスポーツでも一緒だよ。 

そりゃ、とっても大きなポイントで、我慢できなくなって、出ちゃうのは仕様がないと思えるけど。 あの人、しょっちゅうだもんね。 「やぁー!」って、ガッツポーズ取った方は、最高に気分いいだろうけどさ。やられた方はたまったもんじゃないよ。

でも、これ、悪いのはコーチと、親だよ。あんなことしたら、叱ってやらなければダメだって! 愛ちゃんには、相手の選手に対する敬意なんて、全然ないんだから。どうせ、「一人で卓球出来る!」くらいに考えているのかな?

もっと腹立たしいのはマスコミだよ。「愛ちゃん、あのガッツポーズをとる時に、なんて言ってるんですか?」って、バカな事、聞いてるもんね。

これもかなり前のはなしになるんだけど、

福原が、早稲田のトップアスリート入試で、スポーツ科学部に合格した時のインタビューだけど、「早稲田大学なんて、ものすごくアタマのいい人しか入れないのに、入れちゃって。 私も、他の学生さんとおんなじようなオーラが出てくると思うと、これから先が怖いです。」だって。 これ聞いて、どう思う?

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2008年1月22日 (火)

どうなる?アメリカ大統領選挙

これもかなり古~い話。俺って、昔の事ばかり本当によく憶えていて、今の事は、なかなか覚えられないんだ。これって、医者によると、ちょっとまずいらしいね。すいません。余分な事、言っちゃって。

それは、ビル クリントンさんが、ブッシュ シニアと激しい大統領選挙を争っている時に週刊誌に書いてあった事なんだけど、「クリントンが勝つのか?ブッシュが勝つのか?によって、これからの日本経済に与える影響は極めて大きい!」って事が、書いてあったんだ。

それによると、共和党は、(終戦直後、アメリカが日本の面倒を見ていた時の事が忘れられず、日本の事を見下している代わりに、日本を締め付けるような事はしない。)という事。 反面、民主党は、(日本の事を、とても高く評価していて、「日本に挑戦するんだ!」って気持ちで、向かって来るという事なんだ。だから、当然、いろんな面で締め付けてくるので、日本経済の先行きは厳しくなる。)

それを読んだ俺は、「そんなに簡単に、予測なんて出来る訳がない!」って、思っていたけど、その予測はドンピシャだったよね。

暗くて長~い時代が、続いたもんね。

その分、アメリカは絶好調。

今度の選挙は、民主党が有利らしいね。それも、かって日本を苦しめてくれた、クリントンさんの奥さんと、オバマさんとの激突。 かつての、クリントン大統領は、アメリカを儲けさせるという意味では、かなり上手かったって、言われているけど、これ、奥さんもそこそこ知恵をかしてたんじゃないか?って、テレビで言ってたよ。

という事は、ヒラリークリントンが大統領になったら、今度は、ビルクリントンが知恵を貸すんだろうなぁ? という事は、また日本の事をいじめるのかな?

でも、ブッシュ大統領になってから、アメリカの威厳がかなり低下したと思わない?

世界中から舐められちゃってるみたい。

いい加減に立ち直ってもらわないと、日本まで困っちゃうんじゃない? やっぱり、アメリカにはしっかりとしてもらわないとね。 話はちょっと飛んじゃうけど、この前話した、オーストラリアの次期与党が、「日本の調査捕鯨船を監視する為に、南極海に軍を派遣する!」なんて、トロイ事、アメリカがしっかりしてたら、言わないんじゃないのかなぁ?

これもかなり昔の話になるけど、ブッシュさんと、ノアさんが激しく争っている時、終盤の大詰めで、二人がテレビ討論会をやった。その時、ノアさんの方が、アタマがよくて、ブッシュさんを追い込んだらしい。それを見ていた、アメリカ国民が、「ブッシュさんて、とてもいい人なのに、可哀そう!」って事になって、同情票がたくさん入って、勝っちゃったんだって。もし、これが本当だったら、めちゃめちゃな話だよね。

いい人か? よくない人か?なんて事より、上手いか? 下手か?って事で選んでもらわないとね。

オバマさんと、クリントンさんとどっちが上手いのかな? オバマさんもかなりいいって話聞くけど、前名大統領までブレインに付けちゃうかもしれない、クリントンさんの方が、安定感があるのかも。

それとも、日本に甘~い共和党で,上手い人がやってくれたら,一番いいけど、そうは上手くいかないだろうなぁ。

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2008年1月21日 (月)

シンガーソングライター2

ちょっと前に、久保田早紀さん(異邦人)の話をしたんだけど、今回も、これまた古~い、水越恵子さんのお話。

俺、大昔、たしか、「ほほにキスして!」っていう歌だったと思うけど、それがいいなぁと思って、彼女のLP(古いね~)を買った事があるんだ。でも、その時の彼女のイメージって言ったら、「そこそこ才能のある、シンガーソングライターの,ちょっと生意気なお姉さん。」って、ところだったかなぁ。

ところが、ラジオ番組で、インタビューを受けていた彼女のイメージは、その頃とは違っていたね~。

どんな雰囲気?って、言われたら、たしかにシンガーソングライターだけの事はあって、賢そうではあるけれど、どちらかというと、饒舌ではなくって、とつとつとした話し方で、そこにかえって、誠実さがつたわってくるんだよね。

彼女、女手一つで、身体障害のある息子さんを育ててるんだって。わが子が身障者であることを知った時には、「どうして私の子が?」って、とても悲しくなったそうだ。

そこで、同じような境遇にある、他のお母さんから、「一人でいる時に、思い切り泣きなさい。でも、子供の前では、明るくしていなきゃダメ!」って、言われたらしいよ。

そして、わが子を抱きしめたら、すごく暖かっくて、「一生懸命生きてるんだなぁ。」って、事が伝わってきた。 そこで、私も、「この子のために一生懸命生きるんだ!」って、思ったらしいよ。

わが子が病弱であったこともあって、ミュージシャンの仕事を辞めて、夫とも別れ、持っている物も、お金になりそうなものはほとんど売ってしまって、だんだん生活が苦しくなってきた。 そこで何とか職を見つけなければならない、と思ってみても、なかなか職が見つからない。

「私って、音楽以外に、これって取り柄がないんです。」って、言ってたけど、本当にそうかもしれない。彼女って、ミュージシャンとしては、凄いけど、他の方面では、「案外、不器用なのかもしれない。」って思ったも。あの話し方聞いていて。でも、その分誠実な人だと思うけどね。

そういう訳からか、なかなか職が見つからない。そうこうしているうちに、テレフォンアポインターの仕事で、採用してもらえる事になった。

「あの時は本当に嬉しかったですね。」これで、なんとか、やっていけるかもしれない、って思ったそうだ。 それが嬉しくって、夕ご飯を作っている時、包丁をコトコトやってたら、そのリズムからか、かつての自分のオリジナル曲を思い出してしまった。

ミュージシャンは、とうに諦めていたので、ず~っと歌なんかうたった事はなかったけど、仕事の見つかった嬉しさに加えて、包丁のリズムが、あまりにも心地よかったので、自然に歌いだしちゃった。すると、さらに乗ってきて、今度は、歌に踊りまで入ってきちゃった。すると、となりの部屋で、テレビを見ていた息子さんが台所に来て、びっくりして自分を見つめていた。息子さんのその眼には、「ママ、恰好いい!」って、言ってるように見えたんだって。

その時の事を思い出してか、水越さんは自然に、そのフレーズを、ほんの少しだけ歌ってくれたんだけど、それこそ本当に恰好よかったよ。それが英語のリズミカルな明るい歌でね。いままでトツトツと話している時は、どこにでもい