« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月

2007年12月30日 (日)

ザ 寿司

以前、30歳前後の食い道楽が趣味という、転勤族のお兄さんの話を聞いた事がある。

野良犬

       そうですか。金沢にいらした事もあるんですか? どういう訳か、私はあそこに憧れちゃうんですよ。

食い道楽お兄さん

       なるほど。いいところなんでしょうねぇ、金沢は。そう言えば、金沢の人って面白いんですよ。「東京は、しょっちゅう大雪が降るところだ。」って、思ってるんですよ。

野良犬

       東京はしょっちゅう大雪?

食い道楽お兄さん

       ええ、そういうニュースをテレビで見たらしくって、それが忘れられないみたいでね。珍しい事だからニュースになるねぇ。それを、いつも大雪って捉えちゃうんですよ。金沢の人って、本当に面白いって思いません?

野良犬

       (そうかな? 面白い人って、どこにでもいるよ。別に、金沢に限ったことではないんじゃない?)

       金沢には、なんとなく、キラッと輝くものを感じちゃうんですよ、私は。

食い道楽お兄さん

       なるほど。なんたって、加賀100万石の城下町ですからね。文化も高いし、なんたって食べるものが最高でね!

野良犬

       たとえばどんな?

食い道楽お兄さん

       魚に決まってるじゃないですか。

       今、こうやって思い出しても、食いたくなりますよ。

       でも、寿司はダメだったなぁ。

       「これだけ魚が旨いんだから、旨い寿司屋が必ずある筈だ!」って、100軒くらい探したんかなぁ? デモ、まぁまぁなのが2~3軒ってところかな? 寿司はやっぱり東京ですよ。

野良犬

       前、和食職人の人に、聞いたんですけど、「刺身なんか、包丁の入れ方一つで、全然味が違う!」って、言ってたんですけど、これって、本当なんですか?

食い道楽お兄さん

       本当ですよ。寿司職人が刺身に包丁を入れるとき、細い包丁で、サッと入れるでしょ。そうすると、余分な空気が入らなくって、歯あたりが違うんです。

       太い、包丁でギコギコやっちゃったら、もうダメですよ。

野良犬

       これも、前、寿司職人の人に聞いたんですが、「回転寿司は寿司じゃない!」って、言ってたなぁ・・・・。

食い道楽お兄さん

       そのとおりですよ。あれを、寿司って言っちゃったら、寿司職人に失礼ですよ。「ネタ乗せ、おにぎり」って、ところかな?

       寿司って、しゃりと、ネタとの絶妙なコントラストなんだよね。

       しゃりを炊くにも、新米だけじゃダメ。古米を程よくブレンドして炊くと、酢と程よく絡み合うんです。もちろんそのブレンドの割合はそれぞれのお店のマル秘事項でね。(少しづつ話ぶりに、熱が帯びてきたようだ。)

       職人が寿司を握るのは、正に神業でしてね。

       しゃりは、強く握ったらダメ。空気が入って、ほんわりしたのが最高。

       ところが、ネタとシャリとが接するところは、キュッと強く握らないと、あの、本当の寿司の旨味は出せないんですよ。

野良犬

       その辺を、もう少しく言ってもらえませんか。

食い道楽お兄さん

       しゃりとネタとが強く接することで、ネタからはグルタミン酸という旨味が出て、しゃりの旨味と実に上手く絡み合うんですよ。

       だから、本当の寿司って言うのは、ネタとシャリとが、なかなか離れにくいですよ。回転寿司はすぐに離れます。

野良犬

       でも、本当にそういう風に、握れるものなんですかねぇ?

食い道楽お兄さん

       そりゃ、簡単にはできませんよ。何十年もかかって、そういう技を掴むんでしょうね。

野良犬

       そういうもんなんですか・・・・・?

       ところが、はなしは戻るんですが、どうして、金沢には旨い寿司屋がないんですかねぇ?

食い道楽お兄さん

       必要がないからですよ。あんなに旨い魚があるんだったら、なにも、手を加える事なんかないでしょ。

       江戸の前には、大した魚がいなかったから、ああやって、みんなで工夫して、

あんな凄いものができたんでしょうね。

       これはある意味、芸術ですね。文化ですよ!

野良犬

       (凄いこと言うね、この人。でも、本当かも?)

食い道楽お兄さん

       でも、最近の子供たちは、寿司って言うのは、くるくる廻って来るもんだと思っているみたいでね。だから、私の言う寿司は、子供たちからすれば、寿司ではないんですかねぇ。泣けてきますよ。本当に。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月28日 (金)

いろんな嘘

以前、こんな光景を見た事がある。夜の10事前後、40歳位のごく普通のおばさんが、なにやら大きな声で、訴えるように携帯電話をしている。電話の向こうはご主人のようだ。

       本当によかったよ。もう後輩に泣きつかれちゃってさ。いい加減に、帰りたくって帰りたくって、仕様がなかったんだけどさ。とても帰らしてくれる雰囲気じゃなかったんだよ~。

   あの子、泣上戸でね。

       でも、さすがの彼女も「旦那が{急用だからすぐに帰ってこい!}って言ってるの!って、言ったら、やっと、こうやって帰してもらえたよ。

       あんたも、たまにはいい事するじゃん。

       えっ!そんな簡単に済ませるわけないでしょ。私にしてみりゃ可愛い後輩なんですよ。あの子は。 あなた、そんな事言ってるからねぇ、いつまでたっても、部下にも人気ないんだよ!

       まぁ、そんな事どうでもいいけど、すぐ帰るからね。

野良犬

       大変だねぇ。なんだか情景が浮かんでくるよ。もうそうなっちゃうと、ちょっとやそっとでは、帰して貰えなくなっちゃうんだよね。

カラオケ奥さん

       ああ今の話? あれ、嘘よ! 今まで彼とカラオケしてたの。

野良犬

       そんなぁ!(唖然)

       俺なんて、今のはなし、盗み聞きしながら、昔の自分の事を、思い出したりしてたのに・・・。

       それにしても、奥さん。あなた凄い演技派だね。今の電話聞かされちゃったら、そりゃ誰だって、真相、分る訳ないよ。

カラオケ奥さん

       へ~。私って演技派になるわけ~?(笑)

       デモさ。たまには、息抜きもいいじゃない。

       だって、カラオケするだけだもん。

       どこのバカが、「今、彼とカラオケしてま~す。とても楽しいよ~。」って、言う?

(たしかに、この人の言う通りかもしれない。)

       バカついでに聞いてくれるかなぁ?

       旦那もカラオケが好きでさ。先月、彼女と一緒に、カラオケに行ってたみたいなの。私としては、「なかなかやるじゃん。」、位に思っていたんだ。そうしたら、旦那のバカが、「実は俺、嘘をついていたんだ。あれ、会社の同僚と行った。って、言ったけど、本当は、彼女と行ってたんだ。」って、言うのよ。トロ~イと思わない? そんな事聞いて、私が、「あなたって、本当に正直ないい人ね!」って、言うとでも思ってるのかなぁ?

       だから、旦那に言ってやったの。「どうして、そんな事、いちいち言うの?」って。 そうしたら、「黙っていようかと思ったんだけど、何となく、お前が気づいているなぁって、事が分かったから、思い切って話す事にしたんだ。」だって。

       分ってないんだよね。そんな事言われちゃったら、わたしの立場ないじゃんねぇ。

敢えて、嘘つく事もないんだけど、余分な事まで、いちいち言う事ないんじゃない?

野良犬

       そりゃ、そうだ。

カラオケ奥さん

       今の電話にしてもさ、なにも旦那を陥れようとしてい訳じゃないしさ。

       ああいうのは、嘘って言わないんだよね。

野良犬

 (勝手な理屈だねぇ・・・。でも、正に、この人の言う通り!)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月26日 (水)

イチロー名スピーチor迷スピーチ

イチローが、故郷の愛知県豊山町に帰省して、自ら代表を務める、少年野球チームのメンバーの前に、その雄姿を現した様子が、テレビで放映されていた。

思うに、イチローと言えども、人の子だよね。とは思ってはみたものの、テレビに映し出されたイチローにカリスマを見たのは、俺だけじゃないだろうなぁ。なんたって、メジャーリーグのスターだもんね、あの人。

それで、こどもたちに表彰を済ませてから、マイクを手に、優しく、温かい中にも、彼独特の歯切れのいい口調で、イチローのスピーチが始ったんだ。

最初に親たちに対して

       子供たちが「イチローみたいになるんだ!」って、言ってる時に、「そんなのは無理だ。あれはイチローだから出来たんだよ。」って、いうような事は、言わないでやって下さい。

       そういう時って、子供たちが、伸びる時期なんです。

それから子供たちに対しては

       みんなは野球をやっていて、そこから、嘘が、実際には相手に通じないことを学んだよね。

       だから、嘘はつかないようにしようね。

       いや、僕だって、嘘をつく事はあります。

だから、なるべく、嘘はつかないようにしましょう。

たったこれだけのスピーチ。でも、みんなすっごく感動してたみたい。 俺も、「さすがに一流の人の言う事は違うなぁ。」って、思ったよ。大したことない奴に限って、だらだら、偉そうに、能書きをたれるもんね。

でもさ、しばらくして思ったんだけど、親に対して言った事はとてもよくわかるんだ。

そりゃ、「イチローみたいになる!」っていう目標が、動機づけになって、辛い練習にも我慢できるんだと思うよ。

それから、子供たちに対するスピーチでは、「僕もたまには嘘をつきます。」って言ったのは、正直で、いかにもアメリカンっぽいって思ったね。 それに、野球をすることで、嘘が相手に通じないって事が分るんだったら、「それだけで、もう素晴らしいこと!」って、思ったんだ。

でもさ、野球中継なんか聞いてると、あれ、嘘ばっかりジャンねぇ。特に、キャッチャーに入れ知恵された、ピッチャーとバッターの騙し合いって、本当に面白いよ。

それに、イチローさんだって、あの体で、大男の大リーガー相手に、あれだけの成績を残すんだからねぇ・・・。

まぁ、言い方を変えれば、作戦って言うんだろうけどさ。

そこで思ったんだけど、少年野球では(そういう事)はしないのか?という事で、昔、少年野球をやっていた人に、聞いてみたんだ。そうしたら、「馬鹿にするな!」って、叱られちゃったよ。

まぁ、イチローさんにしてみれば、「ちゃんと、一生懸命練習しなけりゃ、結果は出ないでしょ!」って事を言いたかったのかな?

でも、あの人すっごく賢そうで、何考えているのか?分んないもんねぇ……。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年12月24日 (月)

損保リサーチ(車両盗難編2)

前回、話しきれなかった続きの話をするね。

考えてみれば恐ろしい話だよ。偽装盗難なんて。自分のクルマをどっかに横流しして,もちろんそれは伏せて、保険会社には、自分のクルマが盗難に遭ったということで、保険金を請求する。

前回にも言ったとおり、普通の人が普通の状態で、出来ることではないよ。そのクルマを受け入れる特殊なルートが必要だしね。おそらく国内じゃ無理だろう。

思うに、ヤミ金融なんかと下手に係ったりして、こういう事になっていく人もいるんじゃないかな?

リサーチとしては、そのクルマの2~3日前の走行経緯や、購入時のキーの本数と現段階でのキーの本数を聞いたり、盗難時にクルマの中に忘れ物がなかったか?なんかを聞く。たとえば、免許証とか、大切な情報の入ったパソコンなんかが含まれていたとしたなら、これは完全に真白ということ。

もちろんその事は、警察に車両盗難届を出す際、伝えておくこと。

前回でもいったとおり、面談している時の雰囲気で、問題のない人であるなら、書類作りも形式的にやるだけ。

でも、おかしいなと思ったり、保険会社から再調査の依頼が来たりすると、いろんなところに聞き込みに行くんだ。そして、相手の証言に嘘があったりすると、ますますこちらとしては、乗ってくるんだよね。

以前、国産のかなり高級車の案件で、かなり追いつめていった事があるけど、その時は、調査対象者が、自分の加入している保険代理店を通じて、盗難保険金請求の放棄を保険会社に伝えてきた事がある。

前日、ある人と、自動車保険の保険料について、話していたんだ。 

       1年間無事故なのに、満期継続をした際、去年よりも、2万円も保険料が上がっていたけど、これは一体どういう事なんだろう?

それに対する回答